哲学– category –
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【5分で分かる】デカルト『方法序説』の「我思う、ゆえに我あり」を解説
誰もが知っていて、とっつきやすさNo.1の哲学者デカルト。 そんなデカルトの思想を押さえるための必読書が『方法序説』です。 解説を除くと100ページ余りと読むハードルも低いため、日本でも多くの人に読み継がれてきた哲学の名著。 しかし、哲学を全く知... -
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【要約/感想】『読書について』(ショーペンハウアー)~読書好きへの戒めの読書論~
今回紹介するのは、ドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーの『読書について』。 読書論といえば読書の効用や良さを語るものが多いのですが、本書は「読書好きへの戒めの読書論」です。 ショーペンハウアー独特のアフォリズムはとても痛快で読み... -
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【要約】名言から学ぶ『人生の短さについて』(セネカ)
『人生の短さについて』は、古代ローマの哲学者セネカの著作。 約2000年にわたって読み継がれてきたこの名著には、示唆に富んだアドバイスが詰まっています。 本書を読むと分かるのは、人々が悩んでいること、陥っていることは古今東西変わらないというこ... -
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【要約/感想】『目的への抵抗』(國分 功一郎)~社会の「アブ」としての問題提起~
今回紹介するのは、國分功一郎著『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 新型コロナウイルス流行を経て、國分が感じた社会への違和感。 その違和感を語った2つの講演がおさめられているのが本書『目的への抵抗』です。 多くの人が言い出すほどではない、しか... -
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【解説】3分でわかる『論理哲学論考』(ウィトゲンシュタイン)~私たちはなにを語りうるか~
今回紹介するのは、いわずと知れた哲学の名著、ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』です。 哲学史の中でも異彩を放つ天才ウィトゲンシュタインのデビュー作にして、生前唯一の著書です。 初めて読んだとき、正直意味が分かりませんでした。 しかし、人... -
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【要約/解説】『科学哲学への招待』(野家 啓一) ~科学を1歩引いて眺める視点~
今回紹介するのは、野家啓一著『科学哲学への招待』です。 「科学哲学」というのは、文字通り「科学」に関する「哲学」です。 本書におけるもう少し難しい言葉でいえば、「科学という知的活動を対象とした哲学的考察」です。 「科学技術」という言葉に代表... -
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【解説/感想】『言語哲学がはじまる』(野矢 茂樹)~言語哲学の面白さをおすそ分け~
今回紹介するのは、野矢茂樹著『言語哲学がはじまる』です。 本屋で本書を見たとき、「言語哲学のはじまり」ではなく『言語哲学がはじまる』というタイトルがまず気になりました。 「言語哲学のはじまり」だと、なんだか淡々と言語哲学について説明されて... -
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【要約/感想】『暇と退屈の倫理学』後半~「動物になる」と「気晴らし」の好循環~(國分功一郎)
今回は、『暇と退屈の倫理学』の[後半]として、「第5章 暇と退屈の哲学」から紹介していきます。 第1章~4章までは、[前半]の記事にて紹介しています。 リンク 【ここまでの『暇と退屈の倫理学』振り返り】 本書は、序章と結論、そのほか7章で構成されて... -
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【解説】哲学の入門におすすめ『反哲学史』(木田 元)~重要キーワードを解説~
今回紹介するのは、木田元『反哲学史』です。 20世紀頃までの哲学史が紹介されていますが、特にギリシャ哲学についてかなりページが割かれている印象です。 そして、とても読むやすいのも特徴の1つ。 哲学に興味を持ったら2、3冊目までに読むべき入門書... -
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【要約/感想】『暇と退屈の倫理学』前半~「退屈」と「消費」の悪循環~(國分功一郎)
今回ご紹介するのは、國分功一郎著、『暇と退屈の倫理学』です。 「退屈」という言葉はもとより、「暇」という言葉にも、一般的にあまり良いイメージがありません。 しかし、一方で「暇ではない=忙しい」ことは、決して歓迎できる事態ではありません。 「...
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