本の紹介– category –
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【5分で分かる】デカルト『方法序説』の「我思う、ゆえに我あり」を解説
誰もが知っていて、とっつきやすさNo.1の哲学者デカルト。 そんなデカルトの思想を押さえるための必読書が『方法序説』です。 解説を除くと100ページ余りと読むハードルも低いため、日本でも多くの人に読み継がれてきた哲学の名著。 しかし、哲学を全く知... -
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【要約/感想】『読書について』(ショーペンハウアー)~読書好きへの戒めの読書論~
今回紹介するのは、ドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーの『読書について』。 読書論といえば読書の効用や良さを語るものが多いのですが、本書は「読書好きへの戒めの読書論」です。 ショーペンハウアー独特のアフォリズムはとても痛快で読み... -
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【要約/感想】『人新世の「資本論」』(斎藤 幸平)~「脱成長」の可能性を考える~
今回紹介するのは、斎藤幸平著『人新世の「資本論」』 2021年新書大賞受賞作であり、大きな注目を浴びた新書です。 とはいえ、どうして今になってマルクスの『資本論』に注目するのか? それはマルクスが資本主義を徹底的に考え抜いた人だからです。 現代... -
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【要約】名言から学ぶ『人生の短さについて』(セネカ)
『人生の短さについて』は、古代ローマの哲学者セネカの著作。 約2000年にわたって読み継がれてきたこの名著には、示唆に富んだアドバイスが詰まっています。 本書を読むと分かるのは、人々が悩んでいること、陥っていることは古今東西変わらないというこ... -
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【書評】『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口 周)~無目的な勉強の価値とは?~
今回紹介するのは、山口周著『知的戦闘力を高める 独学の技法』です。 社会人にとって勉強といえば、プログラミングやマーケティング、ロジカルシンキングなど、ビジネススキル的なものが思い浮かびます。 しかし、本書は「教養ーリベラルアーツ」の重要性... -
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【要約/感想】『目的への抵抗』(國分 功一郎)~社会の「アブ」としての問題提起~
今回紹介するのは、國分功一郎著『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 新型コロナウイルス流行を経て、國分が感じた社会への違和感。 その違和感を語った2つの講演がおさめられているのが本書『目的への抵抗』です。 多くの人が言い出すほどではない、しか... -
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【書評】『思考の方法学』(栗田 治) ~モデル思考とはなにか?~
今回紹介するのは、栗田治著『思考の方法学』です。 最近、似たような表題で思考ノウハウについて書かれた本ってたくさんありますよね、 しかし、本書はよくある思考テクニックの羅列に終始するような内容ではありません。 学問や研究における思考法を体系... -
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【要約/感想】『はじめての経済思想史』(中村 隆之)~1番分かりやすい経済学史の入門書~
今回は、経済学史の入門におすすめ『はじめての経済思想史 アダムスミスから現代まで』を紹介。 経済学は、他の社会科学と同様、その歴史は比較的浅く、18世紀のアダムスミスに端を発しています。 しかし、今や日本の文系分野において法学部と並ぶ花形的... -
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【解説】3分でわかる『論理哲学論考』(ウィトゲンシュタイン)~私たちはなにを語りうるか~
今回紹介するのは、いわずと知れた哲学の名著、ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』です。 哲学史の中でも異彩を放つ天才ウィトゲンシュタインのデビュー作にして、生前唯一の著書です。 初めて読んだとき、正直意味が分かりませんでした。 しかし、人... -
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【要約/解説】『科学哲学への招待』(野家 啓一) ~科学を1歩引いて眺める視点~
今回紹介するのは、野家啓一著『科学哲学への招待』です。 「科学哲学」というのは、文字通り「科学」に関する「哲学」です。 本書におけるもう少し難しい言葉でいえば、「科学という知的活動を対象とした哲学的考察」です。 「科学技術」という言葉に代表...
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